Chiaki Minegishi / Tom Dobashi

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第11号6月公演「ショート・ストーリーズ・9」ケルツ・ブラウン

皆さん、こんにちは。昨日の雨で少し涼しくなると思ったのですが、今日も一段と暑いですね。
熱中症にかかる方も多くなってきました。皆さんも体調には十分お気をつけください。
今日は、6月公演「ショート・ストーリーズ・9」からケルツのブラウン二人にフォーカスします。


峰岸千晶
2001年NBAバレエ団入団
プリンシパル


土橋冬夢
2011年NBAバレエ団入団
ソリスト


「ケルツ」ブラウンは、踊りとしてはパドドゥとも言えるのではないでしょうか?レッドやグリーンは激しい踊りで、ブラウンはしっとりと踊る感じ。いわゆる「静」と「動」で言うならば、「静」がブラウンとなるのかなと思います。と語り始めた峰岸千晶。なんと、峰岸はケルツには初めての出演となる。ケルツに出演するなら、ブラウンを踊ってみたかったので、キャストが出たときは嬉しかったそうです。一緒に踊るのはソリストの土橋冬夢。「研究生としてNBAバレエ団に入ってきた時から主役をしていた千晶さんと一緒に踊れるのが一番嬉しかった」土橋にとっても初めてのブラン。峰岸と土橋で一緒に新たなブラウンを作り上げられる楽しみを感じながらリハーサルを行っているようです。


ブラウンのパートは二人だけのシーンとしては三分程度だが、女性コールドとのシーンも見せ場の一つとなるようです。女性コールドの間を通り抜けたりする部分があるが、暗闇で行われるためぶつかったりしないか?足を踏んでしまったりしないか?と注意を払わなければならないので、リハーサルも十分に行っている。一緒の踊りをする場合は、コールドの動きも見ながら踊ることもあるが、ケルツでは関わりはあっても同じ動きをする感じではないので、それぞれの立場でそれぞれの良さが出て、かつ交わるシーンで綺麗にすり抜けるというか、綺麗に魅せられると良いかな!と話してくれました。



ブラウンの女性のイメージは女神という感じなのかも?最後の部分で女性が男性を倒すシーンがあるが、そこはアイルランド民族の男性が戦い抜いて土に帰っていく姿を見守るというか、そういうシーンのようです。地を鎮めるというか、卓越した存在。初演に関わったダンサーにより深く話を聞き、もっとイメージを膨らませていきたいと意気込みを語ってくれました。


今回、パートナーとして組むのは初に近い二人。なぜ初に近いという表現になるか?実は前回、一緒に踊ったのは真夏の夜の夢のティターニアとボトムで、ちょっと共演した程度で、実際にパートナーとして組むのは初だからです。研究生時代に憧れの存在というか雲の上のような存在だった峰岸の印象は変わったか?と聞くと、「思っていたより気さくで、とても話しやすい人。そして何よりリハーサルをしやすい雰囲気を作ってくれる人でした」と緊張気味に話てくれた土橋。ブラウンはクラシックのパ・ド・ドゥと違うので、何が正解か?分からないところもたくさんあるが、二人のブラウンを作り上げていくのが楽しくて仕方ない様子でした。



そんな二人の素顔を少し…


---バレエをやっていて楽しいと思う時は?---
峰岸)踊っている時は楽しい。舞台は特別ですね。
土橋)やっぱり舞台にいるときが楽しい。


---反対にバレエをやっていて「もう嫌だな!」と思う時はありましたか?---
峰岸・土橋)いつもですよ(笑)!というのは冗談で、大変だな!と思うことはあるけど嫌だなと思うことは一度もないです。


---バレエを辞めたいと思ったことはありますか?---
土橋)中学生の時に一度思いました。自分が通っていたスタジオは男性は自分だけだったし、お姉さんたち怖いし(笑)。部活もやりたかったし…。本当は野球部に入りたかったけど、土日は練習や試合があるし、平日も遅くまで練習だったから、諦めて吹奏楽部に入ったんですけどね。実は、小さい頃はバレンタインデーにチョコレートをたくさんもらえたり、レッスン後に飴の交換をしたりして、それが嬉しくて続けていたんですけど…チョコは要らないからバレエ辞めようかな!って思ったくらいです(笑)
峰岸)バレエをやるのが当たり前でずっと生きてきたので、辞めたいと思たことは一度もないです。年齢と共に引退という言葉を意識するようになりますけどね。


---幼少時代はどんな子供でしたか?---
土橋)すごく人見知りで、恥ずかしがり屋、人の前に出るのが嫌いでした。人の前で表現するなんてことは一番苦手だった。
峰岸)確かに…トムは、入団当時はすごく物静かな子という印象があったけど、話してみるとこんな面白い子なんだぁ~!って印象がガラッと変わった。「ロミオとジュリエット」のティボルト役など感情をむき出しにして演技している姿を見て、思わず涙してしまったくらい!母が子供の成長を見守る気持ちが少しだけ分かりました(笑)
土橋)この殻を破らなければいけないと思ったきかっけは留学したとき。留学先でみんなに溶け込むためにはどうしたらいいか?と考えた結果が、自分を捨てて自発的に積極的に行動することでした。少しずつ演技力を求められるキャストも増えてきて、自分でも毎日イメージトレーニングしたりしています。
峰岸)私は、いつもちょろちょろ動き回っている子供でした。でも、とてもシャイで可愛らしいことや女の子らしいことが嫌いで、「かわいいね!」と言われると恥ずかしくて仕方なかったです。小学校の時、幼なじみの子に誘われてバレエを見学に行ったところからバレエ人生が始まった。最初は恥ずかしくてまねてはみんなの見えないところで踊っていた。とにかく家にいる時は踊っていた記憶があります。おてんば大好きな子供でした。表現することが苦手で、笑顔で踊ることは出来なかったけど、バレエ団に入ってから、バレエに対しての考え方も少しずつ変わり、踊る+表現する、演じるということへの興味がわいてきて、自然と今の自分になってきたような気がします。


内気だった幼少時代からNBAバレエ団の中核のダンサーになった二人の共演。
静と動の対比というか雰囲気を味わってもらいたい。二人の新しいケルツ・ブラウンに注目です!


              


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