Hiroyuki Miyauchi / Chiaki Minegishi / Yuta Arai

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第13回6月公演「ショート・ストーリーズ・9」海賊より

皆さん、こんにちは。九州地方は梅雨入りしましたね。東京もそろそろ梅雨入りですかね?
今週は比較的涼しいので、過ごしやすいですが、体調には十分お気をつけくださいね!
本日は海賊よりパ・ド・トロワを踊る峰岸千晶と宮内浩之と新井悠汰に迫ります。


宮内浩之
2014年NBAバレエ団入団
プリンシパル


峰岸千晶
2001年NBAバレエ団入団
プリンシパル


新井悠汰
2015年NBAバレエ団入団
ソリスト


3月に東京文化会館で上演された「海賊」でペアを組んだ峰岸千晶と宮内浩之に新井悠汰を加えたパ・ド・トロワ。3人に前回との違いついて聞いてみました。
意外なことに「気が重い」と語る峰岸千晶。前回全幕のストーリーの中では流れに乗り、気持ちを作り上げて踊っていくが、ガラではテクニシャンがそのテクニックを見せ、盛り上がるというイメージ。特に海賊はガラでは定番の踊りであるし、そのイメージの中で踊らなければならない。そこが気が重いのだそうです。しかし、通常はアリとメドーラのグランパドドゥがメインのところ、今回はパ・ド・トロワなので3人のキャラクターをそれぞれが生かして、海賊を表現できればと思っている、と前向きのコメント。


対して宮内は「今回は楽しめる感覚」といいます。前回は初めてで、探り探りだったが、今回は役になりきれる自分がいるとのこと。「役になりきれるから楽しめるのかな!パ・ド・トロワの形式のガラはあまりないので、自分でも楽しみ。」と峰岸とは反対の感想を持っているようです。




峰岸とのパートナリングについては、「お世話になりっぱなし」といいます。踊りながら探って終わってしまう人が多い中、峰岸とは踊りが会話のようで、言わなくてもやりたいことが分かり、組めば組むほど踊りの中での会話が多くなり、峰岸と踊るのは楽しいのだそう。「基礎の感覚が似ているかな!」との言葉には峰岸も納得。アラベスク一つとっても感覚が違うと軸がどこにあるか?分からない人もいるが、言葉で言わなくても分かり、踊っていて気持ち良い、と気の合ったところを見せてくれました。峰岸も「真夏からずっと一緒に踊らせてもらっているので、お互いに慣れて安心できるパートナーになった。」といいます。二人とも細かいことにこだわらない性格で、初めて組んだ時から苦労はなく踊り易かったそう。パートナリングに関しては、人によって踊り方やサポートの癖などもあり、実際に組んでみないと分からないところもあるそうですが、経験を積み重ねていくとコツをつかむことができ、苦労がなくなるそうです。


前回の「海賊」では峰岸と宮内とゲストの新国立劇場バレエ団プリンシパルの奥村康祐氏とのパ・ド・トロワで、新井悠汰は奥村氏に代わり今回初めて二人と組むことになります。新井にその意気込みを聞いてみました。
「プレッシャーです。前回もプリンシパル二人(竹田仁美、高橋真之)と踊ったが、もっと大人っぽく踊らなくてはいけないのか?と・・・」今振り返ると、前回は、アリを踊ってみて、ただ楽しかったが、プレッシャーを感じすぎて練習をやりすぎた部分もあったのだそう。自分をコントロールできずに本番に臨んでしまったが、舞台当日はうまくできたといいます。「精神的には強くなったかと思う。いつも表現は頭にあるが、技が中心になってしまう。表現力の大切さを考えるようになった。」と語ってくれました。
しかし、峰岸は新井の若々しいパワフルな魅力があるので、今の年齢にあった魅力を出してもらいたいといいます。




---目指すダンサーは?---
宮内)こういう風にはなりたくないということを消去していって、そこで見えた道に進むのが自分だと思う。プリンシパルとなり、責任は持たないといけないとは思うが、団員、スタジオカンパニー、みんなが同じ意識でやっているので、やっていることはプリンシパルとなっても基本は何も変わらないと思っている。舞台を作り上げていく仲間たち、職場の人たちに対しての礼儀として、コンスタントに毎日努力することは当たり前で、ダンサーとしての責任は舞台で果たさなくてはいけないと思っています。


峰岸)プロとしてのバレエ人生をやり残した感は残したくないと思っている。自分の想い通りにはいかないことはたくさんあるが、自分のできることを精いっぱいやって終わったときに後悔がないように、良かったなと思える最後を目指して頑張りたいと思う。二十代前半と違って、出来ることが変わってきた。踊り方も変わったと思う。二十代は筋力や運動神経でなんとかなっていたが、今三十代になって与えられることが変わってきたので、それに伴い踊り方も変わったと思う。若い時は若い時の踊り方、今は今でしかできない良さを存分に出していきたい。


新井)サポート上手な人になりたいと思っている。経験がものをいうし、センスも必要だと思うので。一人で踊りたいという想いと、組みたいと思う自分とがある。 スティーブン・マックレイになりたい。自分には立体的に踊るという課題があるが、彼には優雅さ、エレガントさ、テクニックもあるし、表現もあるし、全てが素晴らしい。整った感じ。自分は必ずなれると信じて頑張っている。


---宮内に休みの日の過ごし方を聞いてみた---
釣りですね。全てを忘れる感じが好きです。映画は好きだが最近観る機会は減った。クールダウンにも時間を使っていて、最近は足湯にはまっています。


---峰岸に美の秘訣を聞いてみた---
踊っていること。踊りをやめたらどうなるか?と思う事はある。
やっている以上は保たなきゃ?と思っています。食べ物はすごく気を付けているわけではないが、リハーサルの合間に食べることが多いので、量とバランスを考えて食べています。


---新井に大人になったな!って思う瞬間を聞いてみた---
体感トレーニングを中学生の時からやっていたけど、最近やってないことかな(笑)。二山君がやっていたのを見て、あれやれば軸がぶれないのか?と思って毎日やってました。だいぶ軸がぶれなくなったかな!と思います。
あと、日本酒が飲めるようになったかな?大人になったな!と思う。おじいちゃんと晩酌をするようになって飲めるようになりました。


---宮内に年を重ねていって変わったなと思うところはありますか?と聞いてみた---
宮内)二十八歳の時に大きな怪我をして手術をした時から変わったと思う。恐怖心が大きく、踊りを基礎から見直す必要があった。二十代前半のがむしゃらはできなくなりました。確実性を求めて、綺麗に魅せることや、自分の中のめらめらとした情熱を表現力につなげたいと思っています。
峰岸)宮内君は自然体が良い。日本人って役を演じるにしても演じてます感がでるけどそれがない。演じてる感がなくて良いと思う。



最後に今回の海賊の見どころを聞きました。
峰岸)三人のそれぞれの個性と役柄(キャラクター)を楽しんでもらいたい
宮内)全部。短いので3人の動きの関係性のおもしろさ、それぞれのバリエーションの良さ。迫力のあるコーダ。 アッという間なので、見逃さないでください。
新井)立体的になったアリを見て欲しい。


              


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