ANRI ASAI / YUJI RAT SHIMIZU

ホーム > WEBマガ

第14回6月公演「ショート・ストーリーズ・9」ブルッフシリーズ

こんにちは!
引き続き、6月公演「ショート・ストーリーズ・9」ブルッフよりレッドを踊る浅井杏里と清水勇志レイのご紹介です。
ファーストソリスト、ソリストとして長年バレエ団で活躍をする二人の素顔も楽しみにしてください。


浅井杏里
2009年NBAバレエ団入団
ファーストソリスト


清水勇志レイ
2014年NBAバレエ団入団
ソリスト


---ブルッフレッドについて---
本作品自体、ストーリーがないので、どれが正解か?分からないし、これで合っているか?分からない…と話し始めたのは浅井杏里。今回3回目のレッドを踊る。レッドは激しい踊り。途中タンゴが入っていたりするので、そこを強調しながら踊ることが1つの見どころ。アクアとレッドが交互に踊るシーンがあり、アクアとの違いを楽しんでもらいたい。ついで清水勇志レイは、アクアは男性がリードするイメージに対し、レッドは女性が強くて、女性がリードする。それぞれのカップルのコントラストが見えて全然違う雰囲気で楽しめるのでは?と語ってくれました。レッドを舞台上で踊るのは初めての清水。レッドを踊ってみてどう?との問いに、…楽しいです!と一瞬詰まった。今までコールドで踊っていて、後ろでアクアとレッドを盛り上げる役だった。その時に、いつかはレッドをやってみたいと思っていたが、今回そのレッドのキャストをもらって、嬉しかったというか感慨深いというか…色々な嬉しさが思わず詰まってしまいました(笑)と喜びを隠せない様子で話してくれました。


レッドを踊るにあたって意識していることを聞いてみると、「音を外さないこと」と二人そろって回答。ブルーやアクアはちょっと後どりしたとしても、それが形になるが、レッドは音を外すと全く決まらない。音と同時にパっと決めることがとても重要。できるだけ、アクアとの真逆の音楽の取り方、決める時は決める!はっきり一つ一つの踊りを魅せることが重要。あとは「目線」。一緒に踊っている男性と目が合うシーンが多いので、それを楽しんでいます!と浅井からのコメント。男性の方に向かってくるとき、ターンして倒れる時など激しい踊りの中でしっかりと目線を合わせることでそれが掛け声の代わりのような役目を果たしている。と清水が付け加えた。



---入団時とバレエ団が変わったことは?---
浅井)入団10年になるが、全然違う。自分の立場も変わったし、アットホームな感じになった。
芸術監督が変わって、良い意味で自由度が増したような気がする。良い作品、面白い作品というか踊ってみたい!と思う作品が多くなり、時にはもう引退しようかな?と思うことがあっても、次回作品を耳にすると、「あ!それ踊りたい!もうちょっと続けよう!」と気づいたら10年NBAバレエ団にいます(笑)
今は、ダンサーとしてだけでなく、バレエミストレスとしての立場もあり、同じダンサーに対して、色々意見をいうのは気が引ける。自分が言って、受け入れてもらえるだろうか?という不安もあるし。どう説明したらよいか?など言葉に気を付けるようになったし。でも、自分を成長させる良い機会と捉えてますね。


清水)今年4年目だけど、とても自由で楽しい。オーストラリアで生まれ育ち、日本人なのに日本を知らなくて、一度日本で暮らしてみたいと思って、日本のバレエ団のオーデションを受けに来た。その時アメリカから帰国して間もない芸術監督やバレエミストレスに会い、考え方とか自分にあっているな!と感じて入団した。最初はコールドで踊っていたが、徐々にソリストで踊る機会も増え、今回は仲の良い杏里さんと一緒に組める。コールド時代は前で踊っているダンサーを見て、いつかは自分もと夢見ていたが、今はその夢が実際となってきていることが多くて、それに技術的にもできることが多くなってきて充実している。 日本に来た当初はコンビニに行くのが怖かった。レジで「〇〇カードございますか?」と言われ、お金以外に何か?カードがなければ買い物できないのか?と思って、どう買い物したら良いのか?と戸惑ったり…今では話すことには不自由なくなったけど、公共機関とかに行くと、書類の名前など難しくていまだにわからない(笑)


---自分はどんなダンサー?---
清水)決まっているけど自由に踊れるのが好き。例えば、コンテンポラリーの作品とか…前回のさいたま芸術劇場のダレルなどの作品では「こうして欲しいという振付家の想い+それを受けて自分の表現」が求められたが、そういう自分の創造力を活かしてくれる作品は好きだし、大切にしたい。こういう作品は、本番前にどんどん形を変え、より良くなっていくし、本番までの自分のステップアップを楽しめる。
6歳からバレエを始め、9歳からタップ、ジャズもやっていた。それ以外にもコンテンポラリー、キャラクター、アクロバテイックをやってきたので、体が覚えている。だから、その個性を活かせるようなダンサーでいたいな!と思う。


浅井)純クラシックバレエより、ネオクラシック的なものが好き。高校生の時に、一時クラシックバレエが嫌いと思う時期があった。その時に、母が録画していたNHKのビデオでモーリス・ベジャールの作品があって、ハッとした!どうやったらそこに行けるのか?(あのような存在になれるのか)と考えるようになり、学校があることを知って、自分でオーデションを受け、留学が決まった。実際に入ってみると、自分の代はバレエができない子が多くてびっくりしたけど、実際にモーリス・ベジャール氏から直接指導を受ける機会があったり、歌、演技の勉強、インディアンダンスを習ったり。本当に色々なことを学んだ。週3回精神統一のために剣道も取り入れたんですよ!新しいことだらけだったけど、その時のワクワク感は今でも体が覚えている。その時の感覚は常に何かあるたびに蘇ります。勝手に体が動くというか、日本人は即興というと固まってしまうけど、そこで学ぶんだことで、自分を表現することが自然にできるようになった。


インタービューの最後にどんなダンサーでありたいか?と尋ねると、これからも変わらない。人とは別の動きができるというか、みんなと一緒に舞台に立ってるけど、なぜか?あの人に目が行ってしまうというような輝きのあるダンサーでいたいと二人とも目指すものは同じでした。

最後に…今回の公演は9作品ある中で、ブルッフはトリ!最初に揃って出てきて、最後のポーズもコールドと一体となってみんなで動く。レッドを踊る責任、最後にしめなくてはいけないというプレッシャーではないけど、楽しんで二人だけでなく一緒に出ているメンバーとその時間を共有したいと思います。また、この作品が観に来てくれるお客様の心に残る作品に仕上げていきたいと思います!と意気込みを語ってくれました。


              


「ショート・ストーリーズ・9」の公演チケットはこちらからご購入できます

ファンクラブ会員様限定

チケットを購入

このページの先頭へ