Naoya Homan / Ayano Yanagisawa

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第15回6月公演「ショート・ストーリーズ・9」ブルッフシリーズ

こんにちは!昨日に引き続き、ブルッフシリーズ。
今日紹介するのは、ブルーの宝満直也と柳澤綾乃です。
二人ともブルッフは初めて!どのようなブルーを演じてくれるのか?とても楽しみですね。


宝満直也
2017年NBAバレエ団入団
ソリスト


柳澤綾乃
2015年NBAバレエ団入団
ソリスト


■ ブルッフの作品について
柳澤)カラーによって、表現する強さだったり、踊りが違う。バレエの基礎が重要視される踊りになっていると思う。それと共に、コールドもタイミングが難しい。カラーによって、群舞の系統を変えていくという難しさもあり、同時に華やかな感じの演目です。ブルー自体は曲調が滑らかなので、男性と呼吸を合わせてヴァイオリンの音色と共に溶け込んでいくように表現できれば良いかなと思っています。以前のブルッフを公演した時はコールドのアンダーだったので、ブルーを踊れることに大変よろこんでいます。


宝満)ブルッフのヴァイオリン協奏曲を聴いたのも初めてですが、イメージとしてこの時代のアメリカの振付家の多くはバランシンの影響をとても受けていると思う。この作品もその一つかな?と感じました。体の使い方や音を細かくとるなどとても難しい作品です。シンフォニックバレエでは、振付家のイメージをきちんと踊るということが必要だと感じている。ステップ一つ一つがとても細かく、そこに自分はこんな感じかな?と加えてしまうと、その作品ではなくなってしまう。振付家がどんなことを表現したいのか?を考えてそれを体で表現するのがダンサーの役目。音楽を感じそこに振り付けたものはその人の完成系というか、それ自体が完璧な作品となっているはず。そこにダンサーが余分なものをつけるのは、自分としては違うような気がするので、本作品のバレエマスターに直接指導をもらえることを楽しみにしています。



■ ブルーのキャストと決まったときの感想は?
宝満)やるしかない!という感じですかね(笑) 本来ブルーはバレエ団でも一番力のある人(体力的にも精神的にも立場的にも)がやるようなキャスト。パワーリフトも多いし…手を広げただけで、うわーっと惹きつけるような…。それをどのように表現したら良いのか?と考えました。やるからには「おっ!いいじゃん!」って思ってもらえるようにしっかりと仕上げていきたい。


柳澤)プレッシャーが最初に来た。ブルーは威厳というか強い女性というか、芯を持った女性というイメージ。ふわふわして、柔らかさが特技の私にできるのだろうか?と…品格のある女の子ではなく「女性」というものを表現するには若すぎるのでは?という不安もあるが、リハーサルを重ねて演じ切りたいと思っています。




■ 自分はどんなダンサーだと思いますか?またはどんなダンサーでありたいと思いますか?
宝満)なかなかいない存在かな。クラシックだけでなく、コンテンポラリーの引き出しもある。いつも舞台にあがった時に役割を果たせるダンサーでありたいと思っています。

柳澤)常に勉強し続け、成長し続けるダンサーでありたい。いつも舞台が決まると曲を舞台まで聴き続けたり以前に踊っていたダンサーや自分のリハーサルの動画を見て、曲と流れを連動できるようにイメージしている。自分の調子を常に整えてレッスンやリハーサルに臨まなければいけないのに、その部分がまだまだ甘い。レッスンを通してしっかりと自分と見つめあっていきたいと思う。そしてバレエをやっていることをいつも楽しめるように頑張りたいと思っています。


■ お互いの印象は?
宝満)体が柔らかいな~。これはすごいことだと思う。

柳澤)雰囲気が別格基!基本に忠実で、自分のことを成長させてもらえる。今まではペアを組んでも、ペアの男性の力に任せて自由に踊っていたのに気づかず、自分は踊れていると思っていたが、自分の出来ていないことや、より良く魅せるため、今後の課題や自分を知っていかなきゃいけないということを気づかせてくれます。


■ 宝満さんは自分の魅せ方を知っているように感じますが、どのように習得したのですか?
写真を撮るのが好きで、たまたま撮った写真が綺麗だったり、逆にどの角度から撮ったら綺麗か?なども考える。自分を良く魅せるという点においても同じ。それはダンサーとしてというかプロとして当然。モデル経験はないが、今までの経験で自分を良く魅せる術が分かるようになった。自分の場合は、長い首と小さい顔が武器!バレエ界は競争率が激しいので、ちょっとでも良くなくなるとすぐにキャストから外されてします。若手がどんどん入ってくるし、成長してくるし…誰にも負けないものを持っていると魅せていかないと負けてしまう。
また、それの誰にも負けないものを魅せるというのがプロとしての役目でもあると思っています。


■ 自分自身をみつめて思うこと
柳澤)バレエ団の同期が退団した当時は、孤独だった。色々な感情を乗り越えて、今はバレリーナとしての意識を変える、プロとして舞台上だけでなく日常においても綺麗に!を心掛け、内面も磨かなくてはと思って生活するようになった。作品に対して謙虚な姿勢で取り組み、一つ一つの作品を通してダンサーとしての自覚と責任も果たせるようになってきた。バレエをやっている人たちだけでなく、多くの人にバレエを知ってもらいたいと思って、人とのつながりを大事にしていきたいと思っています。

宝満)どんなことでも学びに変えられるダンサーでありたいと思っている。常に進化しつづけることが大事。どうやったら自分に自信が持てるのか?という質問を受けるが、自分に自信があるわけではない。でも「自信がない」とも「環境が悪い」とも言っていられないと思う。ただ突き進むのみ。人と比べてしまえばそこで落ち込んだり、悩んだりしてしまうけど、その時間は無駄だと思う。ないものはないし、自分が今できる最高のパフォーマンスを魅せる、自分に与えられたことを確実にやり遂げる。そういった積み重ねが自信につながっていくのだと思う。目の前の自分と向き合って、着々とコツコツと…そこに必ず道は開けます。マイナスの感情は持たないようにしています。



■ 最後にブルーを踊るお二人からのメッセージを
宝満)音楽と振付と…そしてパートナーと全てが一体となれるように頑張ります!
柳澤)観ている皆さんに幸せな空間を感じてもらえるように精いっぱい踊ります。


              


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