くるみ割り人形

The Nutcracker
NBAバレエ団公演 くるみ割り人形

世界中で愛されている音楽と物語。これを観ずに年は越せない!


世界中で人々を魅了し続けているバレエ「くるみ割り人形」。


オリジナルのコミカルでユーモア溢れる演出と、チャイコフスキーの名曲、毎年好評の華やかなプロジェクションマッピングで盛り上げる「くるみ割り人形」は、NBAバレエ団でしか見られない!


進化し続けるNBAバレエ団の「くるみ割り人形」で…


あなたもクリスマス・パーティーに参加しませんか?

日 時

2016年12月25日(日)

時 間

開場10:15・11:00開演 / 開場14:15・15:00開演

チケット料金

全席指定席 
S席:¥6,000 A席:¥5,000 B席:¥4,000
学生席:¥2,000
親子ペア席:¥9,000 (S席より2席ご用意)

             

キャスト












12月25日(日) 11:00〜

クララ:岡田亜弓
王子:髙橋真之
金平糖:竹田仁美
カバリエール:大森康正
ドロッセルマイヤー:マシモ・アクリ
15:00〜

クララ:竹内碧
王子:宮内浩之
金平糖:峰岸千晶
カバリエール:三船元維
ドロッセルマイヤー:マシモ・アクリ

 

あらすじ Act1


幕開き





【原作】

とある王国にて、王子が誕生する。しかし、その場にいた人間がねずみの女王を踏み殺してしまったために王子は呪われ、くるみ割り人形になってしまう。








【久保紘一版】

ドロッセルマイヤーの甥であるクリストフは、クララに会いに行けない分、自分の代わりとしてくるみ割り人形を作ってクララに渡してほしいと、ドロッセルマイヤーに頼みます。





パーティーシーン





【原作】
クリスマス・イブの夜、ドイツのシュタールバウム家でパーティーが行われ、少女クララはドロッセルマイヤーからくるみ割り人形をプレゼントされる。








【久保紘一版】
クリスマス・イブの夜、ドイツのシュタールバウム家でパーティーが行われ、ドロッセルマイヤーは子供達にプレゼントを配りました。人気のないくるみ割り人形には、殆どの子供達が見向きもしませんでしたが、クララだけはくるみ割り人形に一目惚れでした。





バトルシーン





【原作】

客人達が帰りみんなが寝静まる頃、クララはベッドに寝かせたくるみ割り人形を見に来る。時計の針が12時を打つと、クララの体は人形ほどの大きさになり、そこに七つの頭を持つはつかねずの王様率いるはつかねずみの大群が押し寄せてくる。くるみ割り人形の指揮する兵隊人形たちがはつかねずみに対し、最後はくるみ割り人形とはつかねずみの王様の一騎打ちとなり、くるみ割り人形あわやというところで、クララがスリッパをはつかねずみの王様に投げつけ、はつかねずみたちは退散する。








【久保紘一版】

客人達が帰りみんなが寝静まる頃、クララはくるみ割り人形が気になり見に行くと、ドロッセルマイヤーの魔法によってクララの体は人形ほどの大きさになり、三つの頭を持つねずみの王様率いるねずみの大群が押し寄せてきます。するとそこへ、大好きなくるみ割り人形がおもちゃの兵隊達を連れて助けに来てくれました。ねずみの王様とくるみ割り人形の戦いは遂に一騎打ちとなり、間一髪でクララがねずみの王様の気を引き、くるみ割り人形が勝利しますが深手を負ったくるみ割り人形は力尽きてしまいます。





旅立ちのシーン





【原作】
倒れたくるみ割り人形が起きあがってみると、凛々しい王子になっていた。王子はクララをお菓子の国に招待し、2人は旅立つ。








【久保紘一版】
クララの強い想いが通じて、くるみ割り人形は素敵な王子へと変わります。王子は助けてもらったお礼に、クララをお菓子の国に招待し、旅立つのでした。





Act2


【原作】

お菓子の国の魔法の城に到着した王子は女王である金平糖の精にクララを紹介する。お菓子の精たちによる歓迎の宴が繰り広げられる。


【久保紘一版】

クララと王子を追ってきた3匹のねずみ達はお菓子の国に侵入し、ドロッセルマイヤーの魔法によって人間の姿に変身してしまいます。そしてその人間の姿を利用して、イタズラをたくらみます。
クララと王子はお菓子の国のみんなに歓迎されて宴を楽しむ中、ねずみ達のイタズラに巻き込まれていくのでした。




みどころと解説


久保紘一版くるみ割り人形の最大の特徴の一つとして、プロジェクションマッピングの導入があります。中でもパーティー場面からバトルシーンに発展するまでの装置転換時にプロジェクションマッピングを使うことにより、物語の雰囲気が途切れないように工夫されています。日本国内ではプロジェクションマッピングを導入したのはNBAバレエ団の久保紘一版くるみ割り人形が初めてです。
また、パーティーシーンでは子役(クララ フリッツ 客人の子供達)をベテランダンサーが踊ることによって、可愛らしくも、より的確な表現やテクニックでパーティーシーンの躍動感を出しています。
さらに、バトルシーンでは原作中ではねずみの王様は七つの頭を持っていますが、久保紘一版では三つの頭を持つ、まるで地獄の番犬ケルベロスを連想させられるような恐ろしい姿をしているのが特徴です。
第2幕の大きな特徴は、原作中の「葦笛の踊り」が久保紘一版では「ラタトゥイユ」として3匹のねずみがドロッセルマイヤーの魔法によって人間の姿になり登場することです。この3匹のねずみの存在がストーリー展開を大きく変え、これまでの「くるみ割り人形」とは一味違った演出で構成されています。



最後に


100年以上ものあいだ世界中で上演され続けてきたくるみ割り人形は古典バレエ作品の代名詞として語り継がれてきましたが、久保紘一版くるみ割り人形は工夫された演出により、全ての人に新しい感動を与える作品です。


 

くるみ割り人形まめ知識


原作:くるみ割り人形とねずみの王様
作曲:ピョートル・チャイコフスキー
台本:マリウス・プティパ


くるみ割り人形は、チャイコフスキーの三大バレエ(白鳥の湖 眠れる森の美女 くるみ割り人形)の一つであり、原作である「くるみ割り人形とねずみの王様」をもとに、100年以上を経て数多くの改訂版が作られている。
初演はマリウス・プティパが台本を手掛け、振付も担当する予定であったが、プティパはリハーサル直前に病に倒れてしまい、振付は後輩のレフ・イワーノフに委ねられ、1892年12月18日、サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場にて行われた。



曲は1891年からピョートル・チャイコフスキーによって作曲が開始され、バレエの初演に先立ち、1892年3月19日にバレエ組曲「くるみ割り人形」として初演されている。急遽演奏会を行ったため、この時まだ作曲中であった「くるみ割り人形」から8曲を抜き出された構成となっている。



NBAバレエ団でも過去くるみ割り人形公演を行いました。



初演 1996
安達哲治版 1997、1998、1999、2000、2001、2002、2003、2005、2006、2007、2008、2009、2010、2011
久保紘一版 2012、2013、2014、2015、2016、2017、2018


主催:特定非営利活動法人日本バレエアカデミーバレエ団
共催:公益財団法人所沢文化振興事業団
後援:所沢商工会議所・狭山商工会議所
協賛:サントリービバレッジソリューション㈱・チャコット㈱・所沢パークホテル・㈱プレジャーガレージ・埼玉県芸術文化祭2016
指揮:内藤彰(東京ニューシティ管弦楽団芸術監督)
管弦楽:東京ニューシティ管弦楽団
芸術監督・演出:久保紘一
ゲスト:マシモ・アクリ
キャスト:NBAバレエ団、(子役)スタジオ耀・NBAバレエ学校
合唱:所沢フィーニュ少年少女合唱団