『シンデレラ』
2021年2月6日(土) 7日(日) 東京文化会館 大ホール
元英国ロイヤルバレエ団プリンシパル、ヨハン・コボーによる新作「シンデレラ」を世界初演。
英国ロイヤルバレエ団のプリンシパル、高田茜がシンデレラ役としてゲスト出演!(2月6日)
※2月7日シンデレラ:野久保奈央
※2月6日の公演は、定員の50%に達しましたので販売を中止致します。(内閣官房より各都道府県に通達される事務連絡に基づきます)キャンセル待ちは承っておりませんが、再販可能となりましたらトップページの「お知らせ」にてお知らせ致します。
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公演概要
公 演 名: | 『シンデレラ』 |
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日 時: |
2021年2月6日(土) 18:00開演(17:15開場) 2021年2月7日(日) 14:00開演(13:15開場) |
チケット料金: |
SS席 12,000円 S席 10,000円 A席 8,000円 B席 5,000円 ※3歳未満の入場はご遠慮ください。 |
会 場: | 東京文化会館 大ホール |
チケットご購入: |
● NBAバレエ団 TEL:04-2937-4931(月~金/9:00~17:00) ● チケットぴあ TEL:0570-02-9999(Pコード:502743) ● イープラス ● 東京文化会館チケットサービス TEL:03-5685-0650 (10:00~18:00(休館日を除く)) with NBA先行発売開始:2020年10月23日予定 一般発売開始:2020年10月30日予定 |
協 賛: | サントリービバレッジソリューション株式会社、チャコット株式会社、株式会社エンジェルアール、所沢パークホテル |
主 催: | NBAバレエ団 |
指 揮: | 冨田実里 |
演 奏: | NBAバレエ団オーケストラ |

高田茜(英国ロイヤルバレエ団プリンシパル)

3歳よりバレエを始める。
2006年よりボリショイバレエアカデミーに2年間留学
2008年ローザンヌ国際バレエコンクールにてスカラシップ賞及びオーディエンス賞を受賞。
同年、英国ロイヤルバレエ団にて研修生として入団。
翌年2009年アーティストとして同バレエ団に正式入団をする。
2016年同バレエ団のプリンシパルに昇進する。
レパートリーは、“白鳥の湖”、“眠りの森の美女”、“くるみ割り人形”、“ドンキホーテ”、“ジゼル”、“ロミオとジュリエット”、“マノン”、“マイヤリング”、“ウルフワークス”、“コッペリア”、“不思議の国のアリス” などがある。
ヨハン・コボー(元英国ロイヤルバレエ団プリンシパル)

英国ロイヤルバレエ団とデンマーク・ロイヤル・バレエ団でプリンシパル・ダンサーを務め、デンマーク・ロイヤル・バレエ団ではコッペリア、ジゼル、白鳥の湖、ラ・シルフィード、ナポリ等、英国ロイヤルバレエ団ではジゼル、ドン・キホーテ、オネーギン、バヤデール、シンデレラ、うたかたの恋、マノン、ロミオとジュリエット等多数主演。アメリカン・バレエ・シアターやマリインスキー・バレエ、ボリショイ・バレエ・東京バレエ団等世界の有名バレエ団で主演し輝かしい経歴を誇る。
振付家としてはドン・キホーテ、ロミオとジュリエット、ジゼル、レ・リュタン、ラ・シルフィード等振付けた。
2013年から2016年までのルーマニア国立バレエの芸術監督在任期間中、アシュトン、キリアン、バランシン、マクミラン等の作品を初めてルーマニアに紹介し賞賛を受けた。ガラ公演は、アリーナ・コジョカルとの東京公演、NYリンカーン・センターやクィーン・エリザベス・ホールでのチャリティ公演など多数ある。
2018年のヌレエフの伝記映画「ホワイト・クロウ」でバレエ・アドバイザー及び振付を担当した。
メディアにも多数出演し、アイチューンズのストリーミング配信にアリーナ・コジョカルと共に出演し、クラシック部門ダウンロード第一位になる。1999年BBCのライブ放送でロイヤル・オペラ・ハウスの再オープン祝賀会で踊る。
ダンサーとして、1993年エリック・ブルーン・コンクール金賞、1994年ジャクソン国際バレエ・コンクールでグランプリ、ヌレエフ・バレエ・コンクールでグランプリ等受賞。振付家として、ラ・シルフィードで2006年にローレンス・オリビエ賞にノミネートされ、ダンス・ヨーロッパやゴールデン・マスク賞など多数ノミネートされた。

キャスト
2月6日 | 2月7日 | |
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Cinderella | 高田茜 | 野久保奈央 |
Prince | 宮内浩之 | 宮内浩之 |
Violinist | 大森康正 | 新井悠汰 |
Cavalier | 刑部星矢 | 三船元維 |
Mother | 関口祐美 | 佐藤圭 |
Teacher | 峰岸千晶 | 浅井杏里 |
Black sister | 浅井杏里 | 阪本絵利奈 |
White sister | 岩田雅女 | 鈴木恵里奈 |
※出演者の怪我・病気、その他の都合により変更になる場合があります。
変更にともなうチケットの払い戻し、公演日・券種の振替は致しかねます。
野久保 奈央

5歳より黒田節子バレエスタジオにてバレエを始め黒田節子、橋口彩子に師事
2016年 17歳の時、NBAバレエ団公演「Director’s Selection」にゲスト出演し、ブルッフヴァイオリン協奏曲のピンクカップルを踊る。
2018年 19歳でアーティストとしてNBAバレエ団に入団し、再度ピンクカップルを踊る。
その他、「くるみ割り人形」よりクララ、ラタトゥイユ、「白鳥の湖」よりパドトロワ、「真夏の夜の夢」よりピースブロッサム等を踊る。
2019年ソリストに昇格
主なコンクール受賞歴
バレコン福岡シニア第1位
北九州&アジア全国洋舞コンクール第1位
全日本バレエコンクールジュニア第1位
宮内 浩之

6歳でバレエを始め、カヨ・マフネに師事2007年ボストンバレエ団に留学
同年、牧阿佐美バレヱ団に入団し、「くるみ割り人形」王子、「三銃士」アトス、「ラフィユマルガルテ」アラン、「ラ・シルフィード」グエンなど、主要キャストとして出演
2014年NBAバレエ団に入団
2016年スタジオカンパニーによるアトリエ公演の振付、演出などを手掛ける
2018年プリンシパルに昇格し、これまでに「くるみ割り人形」「白鳥の湖」「コッペリア」「ドン・キホーテ」「ロミオとジュリエット」「海賊」「真夏の夜の夢」「リトルマーメイド」にて主演する他、全ての作品に出演する

見どころ
誰もが知っているシャルル・ペロー原作の物語、「シンデレラ」。バレエ版「シンデレラ」は楽しさやロマンス、そして華麗なダンスに満ちあふれた作品で、振付家によりさまざまなアレンジがされています。今回、ヨハン・コボーが手掛ける「シンデレラ」は、信じることの力を発見し、過酷な状況で“真実の愛”を見つける少女の夢と友情の物語となっています。
シンデレラはバレリーナに憧れる少女。
より暖かくユーモアあふれる物語となり、意外性のあるワクワクする演出がちりばめられています。
今回、NBAバレエ団は1年以上前からこのシンデレラのプロジェクトを開始し制作を進めていましたが、新型コロナウイルスの影響で2020年に上演予定だった公演が相次いで中止を余儀なくされ、バレエ団を維持するだけで精いっぱいという状態に陥いりました。
「シンデレラ」公演は新作のため舞台装置や衣装がすべて新規作成となりますが、衣装制作等に充てるはずだった資金もバレエ団の維持に充てられ、上演自体危ぶまれる状況となりました。そこで初めてクラウドファンディングを行い、広く衣装制作費の支援を募り、約2か月で202名より目標額300万円を上回る418万円の資金を集め、ようやく今回の「シンデレラ」上演が決定しました。皆さまの支援の輪が広がり、完成した新作衣装に是非注目してください。
ゲストには英国ロイヤルバレエ団のプリンシパルのフランチェスカ・ヘイワードを迎える予定でしたが、政府による英国からの新規入国の一時停止の措置を受け、フランチェスカ・ヘイワードが入国することができなくなったため、同英国ロイヤルバレエ団プリンシパルの高田茜に2月6日のシンデレラ役を変更することになりました。
芸術監督 久保紘一よりメッセージ
今回「シンデレラ」を上演するにあたり、バレエを観ることによる感動とは何だろうと考えました。もちろんそれは素晴らしいダンサーの踊りを観た時に勝るものはありませんが、と同時に新しいものに触れた時の高揚感やスリルなども含まれるのでは、と考え(無論それは期待を裏切られる事も含め、映画などもそうですが、)どのようにしたら皆様へ新しい作品を観る喜びを感じて頂けるのか、ということに主眼を置いて振付家へのアプローチを致しました。
そこで真っ先に思い浮かんだのが、同年代で活力と想像力に満ち溢れているヨハン・コボー氏でした。彼は長年英国ロイヤルバレエ団などで最高位のプリンシパルとして活躍した後、欧州のバレエ団芸術監督として、また近年は振付・演出家としても活躍しており、2019年にはアリーナ・コジョカル、セルゲイ・ポルーニンを主役に迎えた「ロミオとジュリエット」を手がけ、イタリア・ヴェロナの野外劇場にて10,000人を動員しました。
彼の演出が特に素晴らしいと感じたのは、既存の演出、振付に囚われず、また舞台装置も彫刻家に依頼するなど、その独自性にあると思います。
今回も時代設定的には通常とは異なり、現代になります。
また既に一部オンラインで振付がスタートしていますが、かなりチャレンジングで、ダンサーがこれをどう消化し、皆様に披露することが出来るのか、私も今から楽しみです。
NBAバレエ団芸術監督 久保綋一
振付家 ヨハン・コボーよりメッセージ
ロンドンにてシンデレラの制作に取り組み、NBAバレエ団芸術監督久保綋一氏、素晴らしいスタッフとともに作品を作り上げられることは本当に素晴らしい喜びです。
全てのビジュアルコンセプトが完成しましたが、これから日本でNBAバレエ団の素晴らしいアーティストと一緒に振付と制作を始めることをとても楽しみにしています。
信じることの力を発見し、過酷な状況で“真実の愛” を見つけるこの物語は、現在私たちが暮らすこの不安定な時代において、より多くの希望を見出すものであると思います。
有名な物語や新しいバージョンのバレエを制作すること、そして今日のダンサーがこの素晴らしい創造的なプロセスに参加することは、情熱を持つアーティストとしての義務であり、バレエの維持と発展にもつながります。
このシンデレラに命を吹き込み、幻想と創造性の素晴らしい世界を皆様に示し、精神を高め、皆様の心を動かすことを本当に期待しています。
ヨハン・コボー

芸術監督:久保綋一
原作:シャルル・ペロー
作曲:セルゲイ・プロコフィエフ
振付・演出:ヨハン・コボー